Wildflower Therapy Studioへようこそ。
ことばに出来ない想いにも、アートでそっと寄り添います。
はじめまして、りえこです。ここに来てくださって、ありがとうございます。
わたしがセラピストになる道のりは、自分自身のセラピーの経験から始まりました。大学生の頃、初めてセラピーというものに出会い、「自分のことを本当に見てくれる、聞いてくれる、理解してくれる」ことの大切さを感じたのを今でも覚えています。自分がひとりではないと気づけたあの瞬間は、わたしの人生を大きく変えました。そして今でも、その体験がわたしのセラピストとしての在り方に影響を与え続けています。
Wildflower Therapy Studioという名前には、ひとりひとりが本来持っている創造性と力強さへの想いが込められています。野に咲く花のように、私たちはそれぞれのタイミングで、それぞれのかたちで、周りの世界と繋がり、その一員として成長していきます。
現在、表現アートセラピーを専門とするCREATE Instituteで臨床トレーニングを受けており、オンタリオ州で心理療法士(Registered Psychotherapist)として登録するための準備を進めています。セラピーでは、その人の過去と現在の経験に寄り添いながら、関係性と創造性を大切にしています。アートや言葉を通して、あなたのペースで自由に表現できる安全な空間を一緒に育んでいきたいと思っています。興味のある方は、ぜひ無料の15分のコンサルテーションにお申し込みください。
わたしは現在、セラピストになるためのトレーニングを受けており、公認心理療法士ではありません。サービスはすべて、公認心理療法士の監視のもとで行っています。
所属団体・資格
オンタリオ表現アートセラピー協会(Ontario Expressive Arts Therapy Association)
Registered Early Childhood Educator(オンタリオ州認定幼児教育者)
Ontario Associated Child and Youth Care(オンタリオ州認定チャイルド&ユースケアワーカー)
Photo by Melanie Gordon
セラピーの対象
不安症、環境や将来に対しての不安
鬱、精神的又は肉体的のストレス疲労を経験している方
トラウマやPTSD(子ども時代・成人後の体験)
神経多様性(ニューロダイバーシティ)
移住・異文化適応によるストレス
人を支えるお仕事をされている方
人間関係の難しさ
完璧主義からくるストレスや不安
さまざまな形の抑圧(性差別、人種差別、体格差別、障害者差別、階級差別)を経験した方
資格・学歴・臨床経験
現在、CREATE Instituteにて最終学年を迎え、表現アートセラピストおよびオンタリオ州の心理療法士(Registered Psychotherapist)を目指して学んでいます。
これまでに、ビクトリア大学にてChild and Youth Careを専攻し、優等で学士号を取得しました。また、センサリモーター・サイコセラピー レベル1のトレーニングも進行中で、2026年5月に修了予定です。
過去2年間は、Strides Torontoの住み込み治療施設で子ども・青少年支援スタッフとして勤務し、アートを通して若者たちの成長をサポートしてきました。
現在は、臨床実習として、以下のような多様な背景をもつ方々へ、個別およびグループでの表現アートセラピーを提供しています:
難民としてカナダに来た子どもたち
幼少期の性的虐待を経験した方々
家庭内暴力やトラウマを経験された方々 など
アプローチ
ときには、自分の内側で感じていることを言葉にするのが難しいことがあります。経験が圧倒的であったり、混乱していたり、複雑すぎて名前をつけられないとき、アートはそれを理解するための、もうひとつの扉を開いてくれます。
表現アートセラピーは、想像力と創造的な遊びのなかにわたしたちをやさしく招き入れてくれます。動き、音、絵、詩、物語、またはそのときに自然としっくりくる表現方法を使っていきます。今この瞬間に感じていることを大切にしながら、創造のプロセスを通して、自分自身との繋がりを深め、新たな可能性を見出していきます。
わたしのアプローチは、関係性を大切にしたものであり、トラウマへの配慮をふまえています。表現アート、身体の感覚への気づき、そしてお互いとの関係性の大切さを軸にしています。言葉だけでなく、身体の感覚、イメージ、しぐさ、感情など、あなたの内側にあるすべての声に耳を傾けていきます。それぞれがあなたの体験を理解し、表現するための大切な手がかりです。
また、わたし自身の経験も、セラピストとしての土台になっています。日本で育ち、10代でカナダに移住したわたしは、違う文化の間で生きるということの複雑さと豊かさを身をもって体験してきました。こうした背景から、文化的な感受性や「ここにいていい」という感覚を大切にしながら、あなたが安心して「そのままのあなた」でいられる場を共につくっていくことを大事にしています。
アートの経験やスキルはまったく必要ありません。大切なのは、少しの好奇心と、探求してみようとする気持ちだけです。わたしは、今あなたがいる場所からはじまり、一緒に「今ここにあるもの」を丁寧に見つめ、育んでいきたいと思っています。
サービス一覧
子供のためのセラピー
現在、CREATE Instituteを通じて、心理療法士の指導のもと、子どもを対象とした表現アートセラピーの個別セッションを、対面・オンラインの両方で提供しています。
表現アートセラピーでは、想像力、遊び、創造性を通して、子どもたちが自然なかたちで気持ちを表現し、経験を消化し、自分自身を探求することをサポートします。
絵を描くこと、身体の動き、物語づくり、音楽など、さまざまなアートの表現を通じて、子どもたちが安心して自分を表現できる場所をつくり、その子らしいペースで感情的なレジリエンスや成長を育んでいきます。
- $50/session (50分の対面又はオンライン)
- グループは只今オファーしていません。
大人のためのセラピー
同じくCREATE Instituteを通じて、心理療法士の指導のもと、大人の方を対象とした表現アートセラピーの個別セッションを、対面・オンラインの両方で行っています。
私のアプローチでは、表現アートセラピーに加えて、センサリモーター・サイコセラピーやリレーショナル・サイコセラピー(関係性を重視した心理療法)の視点も取り入れています。
言葉だけではうまく表せない体験や、言語化しにくい感情を抱えているとき、創造的で身体を使った表現が、内なる世界と再びつながるための力強い手段になることがあります。セッションでは、視覚芸術、身体の動き、音、物語など、さまざまなアートの表現手法を使いながら、あなたにとって安心で意味のある方法を一緒に探っていきます。
- $50/session (50分の対面又はオンライン)
コミュニティシンギンググループ
コミュニティシンギングとは、上手に歌うことを目的とせず、誰もが声を出せる安心な場で、共に歌うことを楽しむ集いです。ハーモニーを重ねたり、輪になって歌ったりしながら、声を通して心をひらいていきます。
Wildflower Therapy Studioでは、コミュニティでの歌の時間は、ただ音楽を楽しむだけのものではありません。
それは、「いま、ここ」にいること、深く呼吸すること、そしてつながりや居場所を感じるためのひとときです。
現在は、トロントのCollege Street United Churchで、毎週土曜日に歌っています。
